2007年06月16日

コムスン問題の黒幕=中村秀明

コムスン問題の黒幕=中村秀明

 コムスンと折口雅博会長を糾弾し、社会的制裁を加えれば、すべて丸く収まるのか。不正請求で暴利をあげ、サービスの中身も劣悪なら。福祉でぬれ手であわを狙い、老人を食い物にしていたなら、話は単純だ。

 しかし、コムスンの訪問介護分野は利益面で振るわず、ワタミの渡辺美樹社長に「老人ホームには関心があるが、訪問介護はいらない」と言われた。一方で、「24時間営業」など他社にないサービスが利用者に高く評価され、離島まで拠点を持つのはコムスンだけ。業界2位のニチイ学館は「24時間体制を全面的に引き継ぐのは無理だ」と語っている。

 つまり、ディスコのノリを重視する野心家が、独自のサービスで顧客の支持を受けながら、社員に厳しいノルマを課し、不正を積み重ね、それでも採算に乗らないのが訪問介護事業と言える。さらに現場のヘルパーの多くは年収300万円未満で、離職率も高い。介護は、ビジネスとして職業として、夢も希望もないどころか、成り立っていないのが現実だ。

 そもそも介護事業には、まっとうにやって利益を上げられる仕組みが備わってないふしがある。厚生労働省が06年度に、介護保険会計の健全性を維持するためとして業者への介護報酬を引き下げたせいと指摘する関係者は少なくない。

 介護を「無償の奉仕」として家族や地域だけに押し付けるのでなく、「事業」として民間に委ねたはいいが、例によってお役所仕事に終始する厚労省こそ問題の黒幕ではないか。このままではやがて何十万、何百万人の介護難民が生み出される日がくる。

毎日新聞より


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2007年06月13日

自治体もあきれる 折口会長の「ウソ」言い訳

自治体もあきれる 折口会長の「ウソ」言い訳

訪問介護最大手コムスンの数々の処分逃れ問題を受け、ようやく2007年6月8日に記者会見を開いた親会社グッドウィル・グループの折口雅博会長が、その後もテレビ出演を次々果たし、「言い訳」を繰り返している。単なる事務的な管理問題で「故意」「悪意」はない、とした上で謝罪を重ねる折口会長の姿勢に、行政の介護関係者は「よくもそんな事が言えたものだ」とあきれ顔だ。

「管理、事務処理の能力がなかった」「悪意はなかったが、結果的に不正が出て、介護を食い物にしているといわれても仕方がない」。6月10日朝放送のテレビ朝日系「サンデープロジェクト」で折口会長は、一対一で向き合って座った田原総一朗さんを前に何度も頭を下げた。田原さんは「謝ってごまかそうとしている」と批判した。
「書類上のミスだけなら重い処分はしない」

8 日の記者会見同様、同番組の中でも折口会長は、書類上の事務的なミスであることを強調した上で「(客へのサービスに手抜きはなく)そこはきちんとなされていた」と強調した。番組出演の後半では、コメンテーターの高野孟さんから「書類上の問題だけで利用者へのサービスに手抜きがなかったなら、詐欺とかインチキとは言えない」「(書類上の問題だけで処分を受けるなら)制度が理解できない」と同情的なコメントを引き出すことに成功した。司会の寺崎貴司アナウンサーには「事務処理能力の問題にすり替わっている気がする」と疑われたが、折口会長は「悪意はなかった。人を減らしてもうけようという気もなかった」とした上で「しかし責任はある。本当に申し訳ないです」と深々と頭を下げて出演を締めくくった。

コムスンによる「処分逃れ」が明らかになっている5都県のうち、複数の自治体の担当者に話を聞いた。

「単なる書類上のミスだけでは、事務所指定取り消し処分に向けた動きには入れません」。西日本のある県の担当者は、週末のテレビ番組は「チラッと」見た程度だが、8日の会見を報じるテレビニュースや新聞報道ですでに折口会長の説明に違和感を感じていた。開業の2カ月前に出した申請書に書かれていた担当者の名前が違っていたのを訂正し損ねていた、という程度の認識を折口会長が示すことについて「そんなことなら注意して終わりです」と反論した。

別の自治体の担当者によると、単なる過失ではなく故意で著しく不当だと判定したから処分の検討に入った。もっとも、不正を指示したのが折口会長レベルなのかどうかは分からない。とは言え、現場の一担当者のミスとは言えないからこそ重い処分を課そうとしたのだ。

具体的な例は次のようなものだ。そもそも申請書提出時点ですでに退職していた人の名前を使って申請した。すでに開業したA事務所で働いていることになっているB事務所の人が、A事務所への異動について全く聞いていなかった。広範囲に聞き取り調査をした結果、訂正報告を忘れた、などのレベルではなく「法律で定めた基準を守ろうと努力した痕跡すら見出せなかった」。大切な人員配置をいい加減にして、とにかく事務所を作って介護保険料を受け取る状態にすることを想定した確信犯だ、という訳だ。
「『サービス手抜きなし』よくそんな事が言えたものだ」

サービスの質についても、別の自治体担当者は「人員基準を満たさず、あきらかに低下を招いていました」と解説する。テレビ番組で「介護に必要なスタッフはいた。サービス低下はない」と折口会長が言明したことについて「よくもそんなことが言えたものだ」と不満そうだ。例えば1事業所で常勤2.5人以上、などの基準があるが、その基準を満たしていなかった。書類上の届け出担当者と違う人が実際にはおり、その訂正書類が提出されていなかったとしても、サービスを維持しようと努力する跡が見えれば、処分するにしても程度を考慮する、という。事務所指定取り消しは、最も重い処分に当たる。

「悪意はなかった」を繰り返す折口会長。東日本のある担当者は「会長個人の悪意の有無は分からないが、結果の重大さをきちんと受け止めていない」と批判的だ。

もし折口会長がウソをついていないとすれば、「不正の実態」について会長に報告があがっていなかったという場合だ。もっとも、「処分逃れ」を実行する際には、コムスンの社長は折口会長に相談し、許可をもらっている。折口会長に「不正」という経営の重大問題を知らせない、ということは考えられるのだろうか。

8施設以外にも6月8日には鳥取県の県議会委員会で、コムスン事務所の不正運営の可能性を県側が指摘した。調査を進めているという。

J-CASTニュースより
ラベル:コムスン
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2007年06月12日

コムスン毎年、管理職数千人集め決起集会


コムスン毎年、管理職数千人集め決起集会


 訪問介護大手「コムスン」と親会社の「グッドウィル・グループ」(GWG)が毎年、グループ会社の管理職数千人を集めた決起集会を開催していたことが分かった。昼は成績順に社員を座らせて決意表明をさせる会議を開き、夜には豪華な宴会が催されたという。GWGの折口雅博会長(45)の勢いを誇示しながら、供応と厳しい締め付けの「アメとムチ」で利益第一主義を徹底させる目的とみられる。関係者は「施設では今日明日亡くなるかもしれない重介護者を抱えている。全国から幹部を集めるようなイベントは、介護の会社は普通やらない」と批判している。

 グループ会社元社員は昨夏、リゾート施設「シーガイア」(宮崎市)で開かれた1泊2日の集会に出席した。会議は昼に3時間。在宅介護と施設介護に分かれ、成績発表と決意表明をやらされた。成績順に座り、成績の悪い管理職は会議中立たされていたという。

 夜は室内プールのプールサイドにテーブルを並べ宴会が開かれた。スポットライトを浴びた折口会長がシャンパングラスを手にボートで登場。各テーブルを回って一人一人と握手し、「頑張りましょう」「よろしく」などと声を掛けたという。

 元社員は当時、介護付き有料老人ホームの施設長だった。入所者を預かる施設長を全員集めたことに疑問を抱いた。「経費の無駄遣い。GWGは同じ方向に向かう共通認識を持つため、こうしたイベントが重要と考えていたようだ」と話した。

 また、05年夏には横浜アリーナ(横浜市港北区)を貸し切って約8000人の集会が開かれた。コムスン元社員によると、折口会長が「疑問を持つこともあるかもしれないが、おれを信じてついてこい。決してコムスンの理念を忘れるな」などとあいさつしたという。会場には人気男性歌手も姿を見せ、折口会長は「私の友人です」と紹介。出席者の名刺を集めてくじ引き大会が開かれ、折口会長が抽選し、会場に持ち込まれた高級外国車が当たった社員もいた。「折口会長を崇拝している社員もいた」という。

 元社員は利用者増など日々の業務で課される厳しいノルマに疲れ、成績が悪ければ毎月の会議で叱責(しっせき)されるなどコムスンへの不信感を募らせ、間もなく退社した。

 コムスン広報室は昨年の会議について「通常、毎月1回東京本社で開催している会議の一環。
年1回、新事業年度開始月だけは東京以外の地域で開催した」と説明している。


毎日新聞より
ラベル:コムスン
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グッドウィル・グループ会長 折口雅博商法のデタラメ

グッドウィル・グループ会長 折口雅博商法のデタラメ


訪問介護最大手のコムスンが厚生労働省から行政処分を受けた理由は、介護報酬の不正請求や虚偽登録。厚労省関係者が怒りを込めてこう言う。

「利用者が事務所に電話してもつながらない、常勤すべき人がいないといった苦情が多く寄せられていました。同業他社や従業員からもクレームなどが届き、コムスンに法令を順守する姿勢が見られないため行政処分を下すことにした」

 だが、常識外れのやり方はコムスンを傘下に置く総合人材サービス最大手のグッドウィル・グループでも日常的に行われているという。グッドウィルを率いるのは言わずと知れた折口雅博氏(45)。現在、会長兼最高経営責任者を務める。少年自衛隊から防衛大学校へ進学。日商岩井を経て、バブル期にディスコの「ジュリアナ東京」や「ヴェルファーレ」を立ち上げ一躍名をはせた人物である。

 派遣大手関係者が呆れ顔で言う。

「派遣でグッドウィルに来た人に仕事で使うものを買わせるんです。グッドウィルのロゴ入りのTシャツ。これって500円。さらに長袖800円、トレーナー1000円、チノパン800円、軍手300円という具合です。フツーの会社なら貸与するものでしょう」

“福利厚生費”として1日200円を徴収することもよくわからない。

「半ば強制的に取っているがどう使われているのか。3万人の派遣から週5日分を徴収したとすれば年間およそ15億円のカネが貯まることになる。折口商法は介護では老人、派遣ではフリーターといった社会の弱者をビジネスに利用してむしり取るように見えてしまう。これが問題なのです」(経済ジャーナリスト)

 折口会長は04年に日本経団連理事に就任、05年には社会福祉への寄付などの実績から紺綬褒章を受章している。えげつないやり方はせっかくの名誉を汚した。

 こんな男だから、コムスン処分から一夜も明けぬうちに何食わぬ顔で、「別の子会社へ全事業を譲渡する」と言い出した。唖然だ。社名が違うから関係ない、とでも思っているのだろうが、同じグループ会社。儲け主義の折口商法をこのまま続けさせてはいけない。

ライブドアニュースより
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2007年06月10日

折口会長2時間半 保身会見の一部始終

数々の「処分逃れ」を指摘され事実上「事業廃止」処分を受けた訪問介護最大手「コムスン」の親会社、グッドウィル・グループ(GWG)の折口雅博・会長兼CEOが2007年6月8日、ようやく記者会見を開いた。2時間半以上に及んだ会見で、折口会長は何度も頭を下げたが、「現場が悪い」「お客のためを第一に考えてやった」などとし、内容は「保身」のオンパレードだった。

会見は、15時から同グループ本部が入る東京の六本木ヒルズ34階の大会議室であった。黒のスーツに濃い紺のネクタイという「反省モード」のいでたちで現れた折口会長は、ほかの幹部4人を引き連れ会見席に並び、「多大なご迷惑をおかけして心よりおわび申し上げます」と頭を下げた。
社長は辞任、報告を受けて了承した会長は居座り

折口会長は冒頭、「経過につきまして樋口の方から説明させます」といきなりマイクを振った。コムスンの樋口公一社長が、不正に関与した事務所の廃業届けを出すという一連の「処分逃れ」について、「連座制を適用されては大変だ、と(廃業届け提出を)指示した」とあっさり処分逃れの意図を認めた。次に折口会長は、「会長は知っていたのか」との質問に対し、報告を受けて了承した、と話した。しかし「報告の際は適法と聞いていた」と付け加え、法律に触れなければ問題ないだろう、といわんばかりの態度を示した。

これに助け舟を出すように樋口社長は「法律的に問題ないから、と折口に強く勧めたのは私だ」と説明、「責任を取るため辞職します」と話した。一方で折口会長は、グループを運営するには自分が必要で、引き続き改善に向け努力したいと引責辞任する考えがないことを示した。経団連の理事についても「経団連におまかせする」という言い方で、自分から辞任する考えはないとした。

さらに、役員報酬を1年間辞退することも明かした。記者から、報酬辞退だけでは理解は得られないのではないか、と問われると、折口会長は、そうかもしれないが、結果的に不正になったものの意識的ではなく、今後改善していくので「チャンスをお与えください」と開き直った。
現場の知識不足が不正請求の原因?

そもそもの事務所での介護保険料の不正請求の原因についても、コムスン役員が、現場の知識不足だと言い切った。樋口会長は会見の中で何度も「すみません」と頭を下げたが、それは管理、監督が至らなかったためとの考えを強調した。現場が勝手にやったというのだ。ノルマが厳しすぎ、それが現場を追い込んだのではないか、という質問に対してもコムスン幹部が通常企業の努力の範囲だと答え、折口会長は細かくうなずきながら聞いていた。

コムスンのグループ内譲渡については、厚生労働省の指導に従って「凍結」する考えは示したものの、「検討してから判断を下すが、理解が得られれば最終的にグループ内に移すこともありうる」と未練を残した発言だった。

樋口社長は、コムスンへの「廃業」処分が出ることに備え、子会社の所属を移すなど事前に準備していたこと、これも折口会長が知っていたことも明らかにした。折口会長は「適法と聞いていた」と答えた。記者から「それは、処分逃れを指示した、と思われて仕方ないでしょ」と詰め寄られると、20秒ほど沈黙し、「結果的にそう見られるかもしれない」と認めた。しかし、介護事業の利益があがらない実態を強調し、「邪心もなく利得行為でもなかった」とした。

介護事業をグループとしてどうするかを何度も問われたが、自身の父親の介護経験と社会貢献の重要さから、仮にコムスンをグループ外へ売却することになっても、グループ内で介護事業を継続したいと話した。

会見中「済みません」を繰り返した折口会長だが、記者からは「反省してないでしょ」と質問とも感想ともつかない言葉が何度も出た。折口会長は「すべて出直さなければならない、全力で努力する」とひたすら、グループ内で自分が必要だと幾度も訴えた。

折口会長の総資産を尋ねる質問が出たが、答えは「把握しておりません」だった。


J-CASTニュース
posted by くるま at 17:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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